そんなオチはいらないのだよ。

連絡してホッとできるのは、きっと私だけ。
相手にはプレッシャーとか、重みとか、そんなものばかりを思い出させてしまう気がする。

一番守りたいって思った存在だったのに、結局私が・私が。
だからもう、このまま消そうとした。
まずは形からでも。

あの人を「私」から守るためには、
私が「私」に連絡を取らせないことが一番だったから。

やっとのことで、アフターダークを迎えた…って思ってた。
私の携帯から、あの人をそっと卒業させたと思ってた。
そうしたら、なんと、
メモリーカードに残っていた、という…オチ。
何気ないフリで消した私の、平常心を返してよ、「私」。
思わず笑ってしまいました。

そして、これは何かの…?。
偶然ではなくて、必然?
また余計な『運命』を思い浮べてしまった。

このままじゃいけないから、
最後を覚悟して、もう1度連絡した。

気持ちを聞かせて。
どんな言葉も受け入れるから。

私にウンザリしてるとか、はっきり言って迷惑だからとか、言われたくないけど言われたかった。
反省したかった。なのにあの人は、優しすぎた。

お互いが使った「自分勝手」という言葉。
どちらの内容が、正しい使い方だったのかな。


そんな夜。電話がかかってきた。
着信はあの人の名前なのに、声の主は、女の子で。やたら親しげに可愛らしく話し掛けてくるから、私は流されながら話を合わす。まるで昔から私と親しかったかのよう。でも私にとっては初めて聞く声だった。

そして、たわいない話が途切れたとき、
私は初めて尋ねた。
声の主の正体に、なんとなく心あたりがあったから。

『あの…もしかして、“彼女”さんですか』

鼓動が高まる。
3拍ほどの沈黙のあと、向こうは明るく言った。

『…そうだよ。』




朝。怖くて、目が覚めた。
私が心底、怯えてることが夢になってしまった。

大丈夫。これは、夢のオチ。
とりあえず現実にならないでほしいと、無責任ながらちょっぴり願っている。
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by resounding | 2007-11-15 09:38 | Handy phone

Hana*(はななめこ) と申します。好きなものを。


by Hana*